導入事例

CASE STUDY

藤原運輸株式会社

  • フォワーダー様向け
事業内容: 港湾運送業、自動車運送事業、通関業、輸出入業務等
導入製品: 海貨・通関業務システム

企業情報
1949年設立。輸出入貿易の窓口として通関や港湾、船舶代理店事業を展開し、それら荷物の保管倉庫業務から国内の陸運業務までを一貫して行う国際総合物流企業。鉄鋼関連の輸出入量では、大阪でトップクラスの実績を誇る。2014年にはベトナムに合弁会社を設立するなど、国際的な事業展開を行っている。

当課業務への深い理解と、事業環境に合わせた
高いカスタマイズ力が決め手になりました。

私たちが所属する業務2課は、中古車輸出に特化したセクションです。お客様から中古自動車をお預かりし、世界各地へ輸出するための在庫管理や通関手続き、輸送船までの陸送作業などを行っています。近隣事業者からの業務委託分を合わせると、堺泉北港ではトップクラスの扱い台数です。
新システムの導入にあたり、数社から提案を受けましたが、検討メンバー全員一致の意見で、関西総合システムさんの海貨・通関業務のノウハウに基づく提案を採用することにしました。当課は一般的なフォワーダー事業者とは異なる特別な分業体系なので、当課の特性にあわせた本格的なカスタマイズが不可欠。業務改革まで共に考えくれるパートナーが必要でした。そんな大きな課題に対し、関西総合システムさんのプレゼンテーションからは当課業務への深いご理解がうかがえ、ご提案内容も素晴らしかったので「これならパートナーとして、信頼してお仕事をお願いできる」と感じました。

「藤原輸出自動車管理システムFACES(FUJIWARA ADMINISTRATION CAR EXPORT SYSTEM)」の構築が始まると、こちらから大小さまざまな要望を出しましたが、その一つひとつに丁寧に向き合い、満足のいく結果に仕上げてくれました。こちらの希望通りにいかない場合も必ず代案を出し、納得するまで根気よく付き合ってくれるなど、常に真摯に取り組んでくれています。港湾物流に造詣の深い関西総合システムさんならではの提案や、我々にはない新鮮な見解を示してもらえたことで、想像もしていなかった新たな業務改善も実現し、大変満足しています。
システム移行については、とても不安でした。実は過去の移行時に、膨大なデータを手入力し直したり、データの消失があったりと苦い経験がありましたので…。今回は混乱もなくスムーズで、拍子抜けしたほどです。関西総合システムの担当者さんが、付きっきりで移行をサポートしてくれたおかげです。

一日がかりだった作業が10分で完了するなど
作業の簡潔化と時短が実現し、残業も目に見えて減りました。

「藤原輸出自動車管理システムFACES」導入による大きなメリットは、輸出許可情報NACCSとの連動です。商品が中古車なだけに諸事情により船積みがキャンセルになるケースも多いなど、書類管理業務はとても煩雑でしたし、二重申告などの重大なミスが発生する危険性もありました。今はシステムに入力するだけで、必要な処理が簡単に完了します。在庫情報と紐づけられることでミスの防止にもなっていて安心ですし、また各担当者とリアルタイムで情報共有ができるのでタイムラグによる混乱も防げています。お客様からの問い合わせがあった際にも、素早く正確な返答ができるようになりました。そのほか業務時間の短縮にも圧倒的な効果があり、これまで一人のスタッフが一日がかりで行っていた処理作業が「藤原輸出自動車管理システムFACES」なら10分程度で終了します。日々、1000台近い車の出庫情報を1台ずつ入力していたことが嘘のようですね。煩雑だった業務が簡潔になり時短が実現したことで、以前は遅くまで残業していた社員たちも、今では終業の時間に続々と帰宅していき、夜遅くまで残る社員は本当にまれになりました。システム自体の処理スピードが格段に上がったことも「イライラせず快適に作業ができる」と社員の間でも好評です。

今、当社ではAEOの取得を目指していますが、「藤原輸出自動車管理システムFACES」による業務改革がその大きな後押しをしてくれています。今後も請求書作成プロセスの見直しなど、ますます当課の業務効率化を進めるべく、ブラッシュアップしていきたいと考えています。いつも良いご提案で業務改革をリードしてくださる関西総合システムの担当者さんは、もうなくてはならない当課の一員です。